第1問 仕訳問題
第2問
1. 受取手形記入帳
2. 勘定記入(見越し・繰り延べ)
3. 取引から補助簿の推定
第3問
1. 試算表作成(明細表あり)
2. 試算表作成(補助簿より)
3. 試算表作成(当座借越)
第4問
1. 損益勘定への振替仕訳
2. 訂正仕訳
3. 伝票
第5問
1. 精算表
2. 貸借対照表・損益計算書の作成
3. 精算表(空欄)
まず、第1問ですが、伝統的に仕訳問題です。ここでは商品売買、手形、有価証券、現金預金等が出題されます。3つないし4つを目標に日々コツコツとできるようにしておきましょう。
1つだけ注意点を挙げると、固定資産の売却で、これまで間接法の場合がほとんどでしたが、108回に一度だけ直接法の場合が出題されましたので、固定資産の売却で直接法の場合もできるようにしておきましょう。
第2問は、第1予想として受取手形記入帳を挙げました。しばらく出題されておりませんので、おさえておきましょう。そのとき、売掛金を人名勘定で書かせる問題も出題される可能性があります。対策として、基本問題集P58、10−17を一度解いておきましょう。
勘定記入(見越し・繰り延べ)を挙げました。第101回に出題実績があります。対策としては、教科書P153の練習問題でしっかり基礎を固め、そのあと第101回を解くのがいいかと思います。
勘定記入の問題を解くコツは、仕訳を考えることです。仕訳を書き出せば、あとは相手勘定科目、金額を転記するだけです。もし、本試験で勘定記入が出題された場合は、下書き用紙に仕訳を書き出してみてください。
第3予想として、取引から補助簿の推定をあげました。105回、109回に出題されており、そろそろ出題されてもいい時期です。解き方としては仕訳を書き出し、どの補助簿に記入するか考えます。
また、仕入帳・売上帳から補助簿の推定をさせる場合、売上値引は商品有高帳に記入しないので注意してください。
第3問は、第1予想として明細表作成のある試算表作成を予想しました。第3問では一番ポピュラーな問題だと思います。108回以来、明細表作成の問題は出題されておりませんので、おさえておきましょう。
第2予想として、補助簿より試算表作成を問題です。105回に一度出題されたことがありますので、試験までに105回は一度解いておくようにしておきましょう。そのとき、当座預金出納帳で当座借越が発生する場合は注意を要しますので、もう一度テキストの例題等で十分見直しをしておいてください。
第3予想として、当座借越のある試算表作成です。当座借越に絡めた出題は過去に1度だけあります。最近では、当座勘定での出題がありましたが、当座借越は長い間出題されておりませんので、十分対策を練っておく必要があるかと思います。
第4問は、第1予想として損益への振替仕訳を挙げました。損益への振替仕訳は101回、103回に出題されております。また、第1問でも出題されたことがありますので、十分対応策を練っておく必要があるかと思います。
第2予想して、訂正仕訳をあげました。訂正仕訳は99回以来、出題されておりませんので、必ずおさえておきましょう。また、最近、訂正仕訳は、第5問の精算表の問題で出題されますので、そういった意味でもできるようにしておきましょう。
第3予想として、伝票をあげました。前回も伝票でしたが、第4問では、一番出題率が高い分野ですので、出題された場合は確実に満点を取れるようにしておきましょう。
第5問は、第1予想としては、ノーマルな精算表が予想されます。最近の精算表では、未処理、訂正仕訳をさせる問題が出題されております。対策としてワンポイントレッスンにて、1コマ入れておりますので、そちらで確認してください。
第2予想として貸借対照表、損益計算書の作成をあげました。106回以来出題されておりませんので、十分対策を練っておく必要があります。また、第3問でも出題される可能性がありますので、絶対にできるようにしておきましょう。
第3予想として、金額を推定させる精算表をあげました。空欄の精算表を解くコツは、見越し、繰り延べを含めて決算整理仕訳が頭に入っているかどうかが1つのポイントになります。空欄の精算表の問題を苦手にされる方がおりますが、慣れたら20分程度でできるようになります。また、授業内で演習したいと思いますので、そのときに解くコツをしっかりつかんでください。
対策として、試験までに110回、第5問を一度解いてきましょう。
最後に、上記に述べたのはあくまでも予想です。理想は満遍なくできることです。ですが、本試験まで限られた時間しかありません。よって、あまり学習が進んでいない方は上記の予想を参考にしながら本試験まで学習を進めてください。
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