簿記会計ゼミナール
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 第1問 仕訳問題
 第2問 1.特殊仕訳帳(試算表作成)
      2.伝票(空欄)
      3.特殊仕訳帳(特殊仕訳帳、総勘定元帳への転記)
 第3問 1.精算表
      2.本支店会計
      3.貸借対照表
 第4問 1.製造原価報告書・P/Lの作成
      2.本社工場会計
      3.製造間接費・部門別計算
 第5問 1.直接原価計算(P/L作成)・CVP分析
      2.総合原価計算
      3.標準原価計算

 第1問は、仕訳問題です。そのなかでも特殊商品売買、固定資産、社債、資本、利益処分といった分野は出題率も高いので、もう一度確認しておきましょう。そのとき、「どのときに」、「どの立場で」をキーワードに仕訳を整理していくことが大切です。「どのときに」とは、例えば、未着品であるならば、貨物代表証券の取得時、商品を受け取った時等、いつの仕訳のなのかを考えながら問題を解くことが大切です。「どの立場で」は、例えば社債は、発行したら社債(固定負債)、利息を支払うと社債利息(営業外費用)で処理されますが、購入した場合は、売買目的有価証券もしくは満期保有目的債券、利息を受けとると有価証券利息(営業外収益)になります。このように、どの立場なのかをしっかり考えながら仕訳をすると整理しやすいです。

 第2問は、伝統的に伝票、特殊仕訳帳です。まず、確認しておきたいのは、試算表作成の問題です。ただ、109回に金額を推定される問題が出題されておりますので、試験までに109回第2問は是非1度は解いておきましょう。また、資料として特殊仕訳帳の合計金額が与えられた問題(第101、109回)だけでなく、特殊仕訳帳、普通仕訳帳自体から試算表作成もできるようにしておいてください(模擬問題集P18,19)。
 伝票は108回、110回と出題されておりますが、空欄作成の問題になると106回以来出題されておりませんので、確認事項の1つに挙げておきます。それから、第3予想にあげた特殊仕訳帳自体への記入、総勘定元帳への転記ですが、これが特殊仕訳帳の基本になります。最近、特殊仕訳帳といえば、金額を集計して試算表作成する問題ばかりですが、ここは原点回帰でもう一度、確認しておいて下さい(第103回に出題実績あり)。
 
 第3問は、精算表→損益勘定・未処分利益勘定→本支店会計→P/L作成と出題されているので順番からいえば、精算表です。ただ、ここで1つ確認してもらいたいのは第2予想の本支店会計です。1回、間をおいて出題されたことが過去に何度もありますので、今回も本支店会計は十分ありえます。本支店会計は、未達事項、期首・期末商品等本支店会計特有の論点をしっかり確認しておきましょう。あと余裕のある方は、期末商品に商品評価損、棚卸減耗費が生じる問題、「支店の商品はすべて本店から仕入れている」という問題も確認しておきましょう。
 第3予想のB/S作成は第91回以来出題されていませんので一応確認事項としてあげておきます。

  第4問は製造原価報告書の作成をあげました。ここ最近、製造原価報告書は資料として与えられている場合はありましたが、製造原価報告書自体の作成は第105回以来出題されていませんので、確認しておきましょう。
 第2予想の本社工場会計は、第101回に出題されて以来、しばらく出題されておりません。101回の前が第93回に出題されておりますので10回に1回ぐらいの割合で出題されております。次回が111回ですから、そろそろ出題されてもいい時期です。仕訳中心に確認しておきましょう。
 第3予想の製造間接費・部門別ですが、108回に部門別が出題されております。部門別は、製造間接費の延長線上にあるので、両者をセットで抑えておくのと差異分析はもちろんのこと、補助部門費の配賦として相互配賦法も試験までに1度は確認しておきましょう。

 第5問は直接原価計算のP/L作成をあげました。直接原価計算のP/L作成は第100回以来出題されておりませんので、確認しておく必要があります。そのとき、今まで月初、月末仕掛品に数量が便宜上ない問題ばかりですので、月初、月末仕掛品に数量がある場合の直接原価計算方式のP/L作成も一度確認しておきましょう。また、本来、直接原価計算とCVP分析は利益計画の枠組みでとらえるべきです。もう一度、その辺を公開模擬試験の問題で確認しておいてください。

 第2予想として総合原価計算をあげました。総合原価計算は102回、104回、105回、109回と出題頻度も高いので、仕損・減損を含めた処理は完全マスターしておきましょう。そのとき、102回に材料の途中投入された場合、105回に減損に発生地点が示された問題が出題されておりますので、102回、105回は試験までに一度解いておきましょう。
 以上、かなり具体的に予想しましたが、これはあくまでも予想です。理想は、どこが出題されたとしても満遍なく得点できることです。
 しかし、試験まで残された時間は限られておりますので、時間のない方、あまり勉強の進んでいない方は上記の予想を参考にしながら勉強していってください。




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