簿記会計ゼミナール
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 商業簿記
 第2問
  1.特殊仕訳帳(試算表作成)
  2.伝票
  3.銀行勘定調整表
 第3問
  1.本支店会計
  2.貸借対照表の作成
  3.精算表
 工業簿記
 第4問
  1.本社工場会計
  2.総合原価計算
  3.個別原価計算
 第5問
  1.直接原価計算
  2.製造原価報告書
  3.製造間接費配賦差異

 まず、商業簿記ですが、第2問は特殊仕訳帳が、106、107、108回と3回出題されておりませんので出題の可能性が高いといえます。ただ1つに気になるのは、過去に特殊仕訳帳が2回連続して出題されないときがあったのですが、そのとき商品有高帳が出題されましたので、今回も銀行勘定調整表、商品有高帳も可能性が少しですがあるかもしれませんので基本事項は確認しておく必要があると思います。伝票につきましては107回、108回と連続して出題されておりますので出題の可能性が低いといえます。

 第3問ですが、本支店会計が106回、107回、108回と3回連続して出題されておりませんので、出題の可能性が高いといえます。ただ、以前の出題と少し変化を伴うことも予想されます。その一つとして、「支店の商品はすべて本店仕入分である」というパターンはここ最近出題されておりませんので要注意です。また期末商品で棚卸減耗費、商品評価損がある場合の問題もここ最近出題されておりませんので試験までに一度解いておく必要があります。これに加えて過去に出題された問題を解いておけば本支店会計は大丈夫だと思います。
また、貸借対照表が91回以来出題されておりませんので、貸借対照表だけの問題も一度解いておく必要があります。損益計算書につきましては104回で出題されておりますが、貸借対照表と合わせてやっておく必要があります。
 精算表はここ最近よく出題されておりますが、新傾向で出題が考えられるのは法人税が加わる場合ぐらいです。建設業の2級では、精算表で法人税に絡めた問題は頻出論点になっておりますので日商試験のほうでも確認事項にあげておきます。

 第4問ですが、本社工場会計は101回に出題されて以来、当分出題されておりませんので、101回もしくは類似問題を解いておく必要があります。
 総合原価計算ですが、102回、104回、105回、106回と連続して出題されておりましたが、107回、108回と出題されておりませんので仕損減損を含めた処理を確実にできるようにしておく必要があります。また、総合原価計算の場合、原価計算表の作成がよく出題されておりますので、P/L作成の問題を一度解いておくといいでしょう。あと考えられるのは等級別総合原価計算、月末仕掛品の評価で後入後出法は出題されておりませんので確認事項の一つです。3番目に個別原価計算をあげましたが、個別原価計算は以前、勘定記入が出題されておりました。今後は勘定記入と合わせて各原価要素の差異分析も出来るようにしておくといいでしょう。

 第5問ですが直接原価計算のP/L作成を予想します。直接原価計算はCVP分析はよく出題されているのですが、P/L作成は100回以来出題されておりませんので、要注意です。またP/L作成の場合、2つの問題ケースが考えられます。一つは原価差異がある場合、二つ目は固定費調整です。どちらもできるようにしておくべきでしう。また過去の問題は月初と月末仕掛品数量がない場合が出題されておりますので、月初と月末仕掛品数量がある問題を一度解いておく必要があります。

 2番目に製造原価報告書をあげたのですが、製造原価報告書は102回、106回(資料として)で出題されております。今回は製造原価報告書と損益計算書とからめて出題される可能性もありますので勘定連絡図との関係をしっかり把握しておく必要があるでしょう。

 3番目に製造間接費配賦差異をあげました。製造間接費の差異分析は99回以来出題されておりませんので、公式法変動予算、固定予算の予算差異、操業度差異が計算できるようにしておく必要があります。ただ、前回の108回の部門別計算で予算差異、操業度差異が出題されておりますので若干、出題の可能性は低いといえます。

 以上、長くなりましたが、2級の予想をしました。今回は、前回の問題よりも若干難しくなるかもしれませんが、それでも過去の問題よりも、それほど難しくないと予想されます。ですから、最後まで諦めずに残り時間頑張ってください



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