3級ですが、前回の11月検定の合格率が低かったため、今回は問題のボリュームが少なく、全体的に易しかったほうだと思います。
まず、第1問ですが、問題文の表現が変わりつつあると感じました。しかし、表現が変わっても、問われている仕訳が同じですので、落ち着いてやればできたかと思います。ただ、5番だけは訂正仕訳ですので、少し戸惑った方もいたのではないでしょうか。訂正仕訳は、正しい仕訳、誤りの仕訳を下書き用紙に書き、そして、そのうえで訂正仕訳を考えることが訂正仕訳を解くコツになります。
第2問は、予想通り商品有高帳でした。これは、最後の授業のプリントでやったので簿記ゼミ生の皆さんはできてほしいところです。ただ、売上値引は売価の修正なので商品有高帳には関係ないということが注意するところでした。
第3問は、試算表作成でしたが、仕訳の量も少なかったので、それほと時間もかからなかったのではないでしょうか。ここでの注意点は、重複する仕訳があることと、再振替仕訳をおこなう2点だと思います。ここさえクリアしておけば満点を取れる箇所でした。
第4問は、予想通り伝票でした。伝票は模擬問題集、過去問を解いておけばできたかと思います。
第5問は、空欄の精算表作成でした。空欄の精算表作成は長い間、出題されなかったのですが、前々回(110回)に出題されており、しばらく間があくという予想もあったのですが、前回の合格率が低かった関係上、今回の出題になったのだと思います。空欄の精算表作成は、見越し、繰り延べを含めて決算整理仕訳が頭に入っていれば容易に解けたかと思います。
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