第1問ですが、3番は難易度が高い問題ですが、それ以外は、それほど難しい問題ではないので、是非ここは16点ほしいところです。特に1番は公開模試と同じパターンの問題なのでできたのではないでしょうか。
第2問は、特殊仕訳帳の試算表作成でした。109回の類題だったので、109回対策を練っていればできたのではないでしょうか。また、再振替仕訳は公開模試で出題したため、こちらもできてほしいところです。
第3問は、予想通り本支店会計でした。特にひねったところもなく、ここは20点狙えた箇所でした。
第4問は、部門別計算でした。配賦表の作成のみでテキストレベルだったので、ここも20点を十分狙える箇所でした。ただ、ここで注意するのは、部門費が部門個別費と部門共通費の合計額だということを理解しておかないと全滅になる可能性があります。また、配賦表の作成のみなので、採点箇所が少なく、1箇所の配点が高い可能性があるので、完答できた方とそうでない方で明暗がくっきり分かれた問題だったと思います。
第5問は、またまた総合原価計算でした。ただ、等級別、P/L作成だったのが過去の総合原価計算と異なる部分ですが、等級別は宿題プリントをしっかりやっておけばできたはずです。また、今までの総合原価計算が原価計算表の作成、勘定記入であったため、P/L作成も予想範囲内でした。
全体として、第3問、第4問、第5問につきましては、テキスト、宿題プリント、問題集レベルだっため、満点近くほしいところです。第2問に時間を取られた方もいたと思いますが、そこは後回しにして、先に比較的得点しやすかった工業簿記や本支店に取り掛かれば、70点以上を十分狙えたと思います。
最後に、今回の試験問題をみて、思ったことなのですが出題が偏っている部分があると感じました。工業簿記のほうで、直接原価計算を予想したのですが(これは他の大手資格予備校も予想していますが)、また出題されませんでした。ある分野ばかり出題される反面、全く出題されない分野もあり、もう少し満遍なく出題されてほしいと思いました。
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