3級は第1問と第5問は標準的な問題でした。
特に第5問の精算表の問題はここ何回かの比べるとかなり易しかった問題だったと思います。
ただ、第2問では、従来の商品売買の勘定記入と異なり、分記法とからめて出題されため、戸惑った受験者もいたのでないでしょうか。今回の第2問の出題で分記法が出題されたことは、3分法だけを勉強するのでなく分記法もきっちり勉強しないといけないことを意味する問題でした。
それから、第3問は仕訳の量がボリュームがあり、受験者の方は今回一番、苦労された箇所だと思います。また、ところどころ難しい箇所があり、第3問が満点の方は少ないのでないでしょうか。
第4問は、損益への振替仕訳と見越し繰り延べの再振替仕訳でした。損益の振替仕訳は、金曜日の最後の授業で説明したところなので、簿記ゼミ生はできたのでないかと思います。また、再振替仕訳も模擬試験の解説のときに説明したので、できてほしいところでした。
以上、全体的にみると、第2問、第4問の出題傾向が今までと異なったこと、第3問の試算表作成も仕訳量がボリュームがあったことを考えると少し難しかったかなという印象でした。合格不合格の分かれ目として第1問、第5問で満点近く取れているどうかが一つのポイントだと思います。
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