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第117回日商簿記 1級 (H19年11月検定) 予想

商業簿記

1.貸借対照表作成
2.連結会計
3.本支店会計


会計学
1.
第1問 理論問題
第2問 退職給付会計
第3問 ソフトウェア

2.
第1問 理論問題
第2問 税効果会計
第3問 長期請負工事

3. 第1問 理論問題
第2問 特殊商品売買
第3問 連結会計


まずは、商業簿記から述べていきたいと思います。
第1予想として、貸借対照表の作成をあげました。損益計算書の作成は、111回、114回と出題されておりますが、貸借対照表の作成は、108回以来出題されておらず、そろそろ出題されてもいい時期かと思います。
108回に出題されたときは、前期末の貸借対照表からスタートして、期中取引の処理、決算整理をおこなう問題でしたので、期中取引の集計をさせるような問題はマスターしておきましょう。
また、社債、税効果会計、為替予約、リース、新株予約権付社債等はしっかり確認しておきましょう。
第2予想として、連結会計をあげました。連結会計は、113回に出題されておりますが、最近では直近の問題も続けて出題されることもありますので、試験までに一度確認しておく必要があります。
第3予想として、本支店会計をあげました。本支店会計は、99回、105回、110回と出題されております。本支店会計といっても、総合問題に出題される個別論点も含めて出題される可能性がありますので、ここでも、リース、新株予約権付社債、特殊商品売買等の個別論点はしっかり確認しておきましょう。
また、105回では外貨換算とからめて出題されましたので、在外支店の換算についてもあわせて確認しておきましょう。

 それでは、その次に会計学について述べます。
 第1予想として、退職給付会計、ソフトウェアをあげました。退職給付会計は110回に簡単な問題が出題されております。また、総合問題のなかでも出題されておりますが、本格的な問題は一度も出題されておりませんので、試験までに数理計算上の差異等も含めて確認しておきましょう。
 それから、ソフトウェアにつきましては、ここ何回か出題予想内に入っておりますが、出題されておりませんので、ソフトウェアの定義、計算方法等をしっかり確認しておきましょう。
 第2予想として、税効果会計、長期請負工事をあげました。税効果会計は102回に、長期請負工事は108回に出題されております。税効果会計は、最近の総合問題で必須になりつつあり、重要論点1つになります。また、長期請負工事は、99回、108回と出題されておりますので、時期的にそろそろという感じがありますので、試験までに確認しておきましょう。
 第3予想として、特殊商品売買、連結会計をあげました。商業簿記では特殊商品売買はよく出題されますが、会計学での出題となると、104回以来出題されておりません。ですから、割賦販売を中心に確認しておく必要があります。また、連結会計は、持分法、税効果を含めて確認しておきましょう。


工業簿記

1.直接原価計算
2.標準原価計算(歩留差異・配合差異)
3.予算編成

原価計算

1.CVP分析
2.業務的意思決定
3.設備投資の意思決定

 まずは工業簿記のほうから述べます。
 第1予想として、直接原価計算をあげました。直接原価計算のP/L作成は、99回以来出題されていないため、そろそろ出題されてもいい時期です。仕損、減損の計算方法、複数基準配賦法等とからめて出題される可能性もありますので、総合原価計算、部門別原価計算もあわせて確認しておきましょう。
 第2予想として、標準原価計算をあげました。標準原価計算は、工業簿記では出題率の高い論点です。過去に仕損の処理、工程別、ロット別、原価差異の会計処理などが出題されております。そのなかでも、歩留差異、配合差異は110回に簡単な問題が出題されているぐらいで、本格的な問題は出題されておりませんので、試験までに確認しておく必要があります。また、仕損、減損の処理とからめて出題される可能性もありますので、仕損、減損の処理方法もあわせて確認しておきましょう。
 第3予想として、予算編成をあげました。予算編成は101回に出題されて以来、出題されておりませんので、現金収支の処理等、予算編成問題の特有な論点がありますので、試験までに一度予算編成の問題は解いておきましょう。

 次に原価計算について述べます。
 第1予想として、CVP分析をあげました。CVP分析は99回、105回に出題されており、出題の可能性が高まっております。99回、105回では、業績測定指標とからめて出題されておりますので、ROI、RI等もあわせて確認しておく必要があります。また、全部原価計算のCVP分析等を含めて、確認しておきましょう。
 第2予想として、業務的意思決定をあげました。意思決定会計では、設備投資の意思決定は98回、104回、110回、114回とよく出題されておりますが、業務的意思決定となると101回、102回に出題されてから長い間出題されておりませんので、試験までにしっかり確認しておく必要があります。
 また、101回では最適プロダクトミックスと、102回では連産品とからめて出題されておりますので、最適プロダクトミックス、連産品もあわせて確認しておきましょう。  第3予想として、設備投資の意思決定をあげました。設備投資の意思決定は、114回に出題されているため、出題されないだろうと予想される方もいるかもしれませんが、原価計算のなかでは一番出題される論点ですので、試験までに一度確認しておく必要があります。


 最後に、上記に述べたのはあくまでも予想です。理想は満遍なくできることです。ですが、本試験まで限られた時間しかありません。よって、あまり学習が進んでいない方は上記の予想を参考にしながら本試験まで学習を進めてください。





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